塙保己一先生に関係する年表

５月５日、武蔵国児玉郡保木野村の百姓、荻野宇兵衛の長男として生まれる。
幼名は寅之助。

病気で失明。辰之助と改名。

江戸に出て、雨富検校の門人となる。名を千弥と改める。

1761年　16歳

（宝暦11年）

悩んで自殺を図ったが、雨富検校に学問の道に入ることを許される。

1763年　18歳

（宝暦13年）

衆分に昇進。名を保木野一と改める。

1775年　30歳

（安永4年）

勾当に昇進。雨富検校の本姓である「塙」を称することを許され「塙保己一」
と名乗る。

1779年　34歳

（安永8年）

「群書類従」の出版を決意する。

1783年　38歳

（天明3年）

検校に昇進。

1786年　41歳

（天明6年）

「群書類従｣の出版計画を実行に移す。

1789年　44歳

（寛政元年）

水戸藩による「大日本史」の校正に加わる。

1793年　48歳

（寛政5年）

我が国最初の国学の専門機関「和学講談所」を設立した。

1819年　74歳

（文政2年）

「群書類従」が完成。

1821年　76歳

（文政4年）

盲人の最高位の総検校になる。

９月１２日死去。

翌年

戒名「和学院殿心眼智光大居士」

1937年

（昭和12年）

ヘレン・ケラーが来日。

版木やブロンズ像に触れる。

1957年

（昭和32年）

「群書類従」の版木が国の重要文化財に指定される。